【解説】政治、社会問題の深堀り!

国政、地方政治、社会問題などを客観的なデータを基に、価値観を合わせて発信します。

なぜ日本は海外と比べてコロナウイルスの被害が少ないのか?

こんばんは!Ishikawaprefecture123です!(何か名乗りやすい名前が欲しいですw)

実質的な記事の一発目として、コロナウイルスについて書きたいと思います。

最近、ニュースや新聞を見ていても、コロナの話題でひっきりなしです。

これだけ世界で被害が拡大していれば当然のことだと思いますが、連日の暗い報道で皆さんの心は疲れ果てていることでしょう。

そこで、今回はコロナの話題でも希望を持てるような記事を書きたいと思います!

題名にも書いてある通り、「なぜ、日本は海外と比べてコロナの被害が少ないのか?」ということについてです。

この記事を読んで、少しでも皆さんに前向きに生活を送ってほしいです。

 

さて、本題です。

日本も18日にとうとう感染者数が1万人を超えました。

新型コロナウイルスの国内での感染者数が18日、本社の集計で1万人を超えた。1月中旬に国内での初感染が確認されてから、1千人を超えるまで2カ月かかったが、1千人から1万人に達するまでは1カ月足らずだった。感染者数がこの10日間で倍増するなど、感染の拡大が止まらない。 

 

 これは、4月19日の朝日新聞の記事です。

メディアによる連日の報道で、日本の感染状況は深刻であると皆さんも感じていることでしょう。

しかし、このようなデータがあります。

f:id:Ishikawaprefecture123:20200422211646j:plain

これは各国のコロナ感染者数の推移(累積)

f:id:Ishikawaprefecture123:20200422211241j:plain

これは、人口10万人あたりの感染者数比較

 

 致死率も、フランス17.3%、イタリア13.2%、中国5.6%、アメリカ5.4%、韓国2.2%であるのに対して、日本は1.6%

 

各国と比較するとこんなにも少ないのです!!(みんな知ってた)

海外と比較すると、日本はコロナウイルスを封じ込められていると言えます。

しかも、地理的に見て日本は中国レベルで感染が人がってもおかしくないというのが一般的な考え方です。

 

では、なぜ日本は海外と比較してこれだけ感染者を抑えることができているのでしょうか。

このことに関して、科学的な根拠はありませんが、いくつかの理由が考えられます。

 

1つ目は、そもそも検査数が少ないということです。

これは、Twitterでもよく見られた意見です。主に左の方々が、いつも通り、政府批判に使っていたように思われます。

しかし、これについては正しいとも正しくないとも判断できません。

たしかに、全員に検査をしなければ、日本の感染者数を正しく算出することは出来ません。しかし、「被害」という視点で考えると、重要になってくるのは重傷者と死亡者の人数です。

先に数値でも示している通り、日本は両者とも少ないです。

このようなことを言うと、「検査をしなければ、コロナが理由で死んだ場合でもカウントされないじゃないか!」という反論が予想されます。

しかし、これは勘違いです。

日本では、病院以外で死亡した場合、「検死」が行われます。ですから、コロナウイルスでの死亡した場合は必ず、この検死によってカウントされるのです。

 

2つ目は、日本の文化と海外の文化の違いです。

日本の文化と海外の文化(特に欧米)の大きな違いはスキンシップにあります。

私がフランス留学に行った際、現地でホームステイをしました。そこでは、日常的にキスやハグをし、驚いたのが祖母や祖父が、風邪をひいている孫に対しても同じことをしていました。さすがの私もカルチャーショックを受けました。このように、日本では近しい人であっても、日ごろから多少なりとも「ソーシャルディスタンス」があるのに対し、海外はスキンシップが多いという大きな違いが、被害に差を生んでいると考えられます。

実際に、日本とヨーロッパを知る著名人もこのように語っている。

トーマス・クロート代理人が、ドイツ誌『キッカー』のインタビューで日本での新型コロナウイルス感染者数が少なさについて言及。来日した際に自ら経験した日本人の「距離感」について語った。

 インタビューでは新型コロナウイルス感染拡大がサッカー界に及ぼす影響について話し、記者の「パンデミックの初期はサッカー選手の多くは規律をさほど見せなかったが…」とのコメントを受けると、次のように日本についても語っている。
「それはどこかここでの頬にチュをする人々の付き合い方も関係しているだろう。人口密度が高い日本では、近い中国、そして特にヨーロッパよりか感染者が遥かに少ない。日本人の生活習慣や文化の影響が大きい。何度も日本に滞在したことがあるが、会談や交渉、イベントなどで学んだのは、『距離感を保つ』こと。これは相手にリスペクトを示すことに匹敵する」

「この点、ここ5~6年間で少しばかりの変化があったかもしれないが、今でも挨拶の際は、握手は普通ではない。相手へは適度な距離感を保ってお辞儀することが礼儀正しさの通常の形だ。バスの停留所や駅でも押し合い圧し合いや割り込みがなく、誰もが落ち着いて列に並ぶ」

 ドイツでは28日時点まで死者数は399人と比較的少ない5万人以上の感染者が確認。クロート氏は、欧州の人々の触れ合う習慣が、急激な拡大につながった一つの要因だと考えるようだ。

 科学的な根拠はないかもしれないが、人との距離で感染リスクが大きく変わることは想像に難くないだろう。

 

そして、次の理由が本命になると思います。

それは、「土足文化」です。

 

靴底もコロナウイルスを運ぶ?! 米CDCが発表
4/15(水) 1:47配信

疾病対策センター(CDC)が「医療従事者の靴底が新型コロナウイルスを運ぶかもしれない」というリポートを発表した。

米国の報道によると、中国・武漢の病院内で空気や物の表面を調べた結果、集中治療室で働く医療従事者の靴底からのサンプルのうち、半分が陽性だった。また医療従事者だけが出入りする薬局の床は陽性率が100%だったという。

リポートは医療従事者に、感染患者の病棟を出る時に、靴底を消毒することを強く勧めている。日本人は自宅に靴を脱いで入るが、玄関での着脱などが感染と何らかの関係があるのか、注目される。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200415-24150020-nksports-soci

 

 これは納得の要因ですよね。

これを見て、「たしかに!」と思う人は多いはずです。

靴の裏って一番汚いですよねw

意外と見落としている点だと思います。

これはアメリカ疫病対策センターが調査に乗り出しているので、科学的根拠になりうるかもしれませんね。

また、院内感染が多いのもこの理由が少なからず影響しているのかもなあと個人的に思ったりもします。

 

3つ目は、政府の対策です。

この点に関しては特に言及するつもりもありませんw

各国もそれぞれ対策をうっており、現段階では日本の対応は正しいとか正しくないとか評価するはナンセンスかなと思います。(こうしてくれ!とかこうすべきだ!声をあげることは重要なことです)

 

他にもさまざまな理由が考えられると思いますが、結局のところ「日本の文化」という抽象的なところに落ち着くと思います。

このような緊急事態だからこそ、暗い情報ばかりに目を向けるのではなく、少しでも希望をもって生きていきましょう!

しかし、日本の文化があるからといって油断は禁物です。

世界と比べて少ないというだけで、着実に感染者数は増えています。

今はとりあえず、政府の判断に従い、自粛生活を送りましょう!

そして、その生活の中で正しい情報を身に着け、この困難から一刻も早く抜け出しましょう!

 

今回は、最初だったので少し気合をいれました。

読んでくれる人が多そうなら、今後もこのような感じで、いろいろなテーマを取り上げていこうと思います。

 

最後まで読んでいただきありがとうございました。